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コラム Column

時代小説が好きな私

私は時代小説が大好きです。年末年始のテレビ番組では毎年時代劇が多く放映されています。かつては赤穂浪士を東京12チャンネル(テレビ東京)が数十時間に亘り放映していました。流石に私も学生時代だったので見ていません。2023年正月はBS放送で「三屋清兵衛門残日録」「壬生義士伝」が放映されていました。作者は藤沢周平と浅田次郎です。藤沢周平は「三屋清兵衛門残日録」「蝉しぐれ」「たそがれ清兵衛」「用心棒日月抄」「隠し剣」などが映画化もされている作品も多くあります。下級武士が藩命で理不尽な状況に置かれながらも、剣の力を介して打開するような作品が多く、藤沢の人生感が作品にも反映されているようです。

時代小説と言えば池波正太郎です。「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人・藤枝梅安」が代表作です。鬼平犯科帳の主人公は長谷川平蔵です。舞台は本所・深川で、平蔵は若い頃、富岡八幡宮で滅茶苦茶をしていた設定になっています。現在の本所吾妻橋、門前仲町、菊川、浅草、吉原付近、また目黒不動尊や権現坂なども出て来ます。江戸幕府が始まって170~180年後に埋立てられた土地である現在の江東区や墨田区あたりが庶民の経済活動の一大集積地であったのでしょう。

浅田次郎作の「鉄道員(ぽっぽや)」は映画にもなっています。また浅田は中国の歴史に詳しく「中原の虹」「蒼穹の昴」などの作品があります。「壬生義士伝」「輪違屋糸里」「一刀斎夢録」などの作品は江戸から明治に変わる時代背景で旧態を守る人、時代の変貌を受けて変えて行こうとする人の生きざまを主人公を通して表現しています。「壬生義士伝」での吉村貫一郎の選択した生きざまには胸を締め付けられるものがあります。因みに壬生義士とは新選組の事です。

文庫本を読むようになった中学生のころは、SF小説をよく読んでいました。星新一が大好きで、なかでも落語のような“落ち”が好きでした。

そのころは山本周五郎にもはまっていました。「赤べこ物語」「さぶ」「赤ひげ」「樅ノ木は残った」などあります。山本周五郎の作品は庶民の主人公が多いと思いますが、「樅ノ木が残った」に登場する原田甲斐は仙台藩の重臣であり異色の主人公だといえます。

葉室麟も好きな作家で、「銀漢の賦」「蜩の記」「散りの椿」などに続く作品を楽しみにしていた作家でしたが、6年前66才の若さで亡くなりました。作家活動が50才からと遅かったので、年齢の割りに残された作品が少ないのが残念です。

また、女性の時代小説家も増えています。宮部みゆき、西條奈加などであり、流石に剣闘シーンは余り無くて人情物や妖怪物などが多いようですが、読んでほっこりします。

時代小説と歴史小説は多少色合いが異なります。

時代小説は、史実に基づかず、登場人物が架空の人で、設定が江戸時代の作品であることが特徴であり、物語は自由に展開していきます。一方、歴史小説は史実に基づきながら、史実の中に想像の出来事や登場人物を織りまぜながら描いた作品が多いのが特徴です。

皆さんも時代小説と歴史小説を読み比べてみたら面白いかもしれませんね。

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